Radiant Path

期待する到達度・達成度・幸福度

こんばんは!Hirokiです!

今日はとても嬉しいサプライズがありました!!!コロナのせいで卒業式が中止になる中、卒業生のスタッフと会うことができました!

この子は僕が独立して初めて雇ったスタッフです。最初から最後まで頑張り屋で思いやりのある素晴らしいスタッフでした。別れ際に『また会おうな』って言ったときに、こみ上げてくるものを抑えるので必死でした。

彼女のに出会えたから書くことのできる文章が今回です。



期待する到達度・達成度・幸福度

経営者としてしかり、マネジメントをする人間としてしかり、人にはある一定の到達点があると思っています。これはこの人ならこれくらいの人間にはなるだろうといった保守的なラインです。他人が最低限期待するラインにいかに早く到達するかは僕の経験上とても大切なことで、その人の真価はこの先にあると考えています。

今回卒業したスタッフを例に挙げると、彼女は数カ月で飲食店としての最低限の業務を完璧にこなせるようになり、1年を経過する頃にはお客様との会話も含め僕が思っていた到達点に達しました。

飲食店のスタッフとしての彼女には業務上で教えることはなくて、次のステップへ誘いました。それがお店のコンセプトでもある『会話を食べる』っていう生き方です。

要は営業力ですね。僕が最も得意なジャンルで最も厳しい内容です。

『この先に行きたかったら教えられることはある。でも覚悟を持って学んでほしい。だからよく考えて返答してほしい。』文面たがわない言葉を数年前にかけました。

数日後に返事があって彼女は学びたいって答えを持ってきました。

そこから一時期は地獄だったと思います。全く面識のないお客さんに自分から話を振るように命じ、会話に困ったら僕に次の会話の流れを聞きに来る。また客先に出て試して失敗してを繰り返す。

話したくなさそうなお客さんがいるとき、裏に逃げ帰ってきても僕に弾き出される。気持ちはわかるんですよ!それでも彼女にアドバイスして接客する方法を模索させました。

結果、どこに出しても絶対に負けない女性になったと確信しています。

彼女からすればたかがアルバイトではありますよ。でも僕からすれば僕の生活を支えてくれた大切な人だったりします。だからこそ彼女の成長は売上とかそんなものと比較にならないくらい嬉しいものなんです。自信をもって送り出すことができて、彼女の人生に少しは役に立てたんじゃないかと僕なりに安堵しています。

例と題名が合ってませんね。笑

期待する到達度・達成度・幸福度って話。

僕は本当に自分に厳しい人間です。だからこそ他人にも厳しいです。
人にはその人がその人として最低限到達できるラインがあります。これは個人の資質で、人によって大幅な開きがあります。先に挙げた彼女のポテンシャルはそもそも高かったです。マネジメントや経営を志す方はこのことを本質的に理解してほしい。仕事ってその人が最低限到達できるラインをベースにして割り振る必要があるんです。

でね、人は短期間では1回だけその壁を破れます。他人が期待する自分を理解した時です。他人が自分に対して何を期待しているかを理解した時に、その期待を越える自分を手に入れる機会を得ます。その時に前に進むか、その場に留まるかは決断です。どちらが正しいわけでもないので。

彼女のようにリスクを取ってさらに上を目指すもよし、最低限の期待を越える仕事をしつつ個人としての生活を充実させるもよし、社会人になるとこの決断の場面が多くあります。

ただ、大人として伝えられるのはこれが真実。

他人は自分に最低限の期待しかしていない。その期待の先に信頼があって、信頼を得れば得るほど充実して、その充実感が自分の人生を豊かにしてくれる。それが幸せってこと。

友人、彼氏、彼女、兄弟姉妹、妻、旦那、両親や祖父母、息子娘。今ならSNSの友達も。大切な人から信頼されることを嬉しくないってそんなことあり得ないしね。

とにかく幸せになろう!新社会人として直面する理不尽も何もかも糧にして、大切な人のために自分を大切にしてほしい。それが今回の贈る言葉かなと。

毎年見送る側はとても喜ばしく悲しいな。頑張れ!!

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